HAorAS

努力値はぶっぱ安定

自分だったら相手にしたくないガルクレセボルトゲンガー

自分だったら相手にしたくないガルクレセボルトゲンガー

イナバです。

今回はS8シングルレートで使用した構築の紹介をしていこうと思います。

レートを回す前に下書きしたのでちぐはぐな部分があったら申し訳ないです。



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【型】
※ステータスはすべてメガ進化前かつ理想個体を想定

ガルーラ@ナイト
捨て身タックル グロウパンチ 冷凍パンチ 不意打ち
209-161-100-x-100-114
通称209ガルーラ

クレセリア@ゴツゴツメット
サイコキネシス 凍える風 月の光 三日月の舞
227-67-189-96-150-105

ヒードラン@拘り眼鏡
オーバーヒート 火炎放射 ラスターカノン 大地の力
181-85-127-200-127-114
Sは準速バンギ抜きであるが特に生きた場面がない

ボルトロス@達人の帯
10万ボルト 目覚めるパワー氷 電磁波 気合玉
155-108-90-177-100-179

ゲンガー@ナイト
祟り目 催眠術 気合玉 凍える風or身代わりor道連れ
159-63-80-150-104-178
メガ後に相手メガゲンガーのシャドボを耐えやすいように意識した調整

キノガッサ@どくどくだま
ドレインパンチ 岩石封じ キノコの胞子 身代わり
138-180-100-x-80-134
封じでメガゲンガーの身代わりを高乱数で割れる



【構築の成り立ち】
六世代ではよく"択ゲー"という言葉を耳にする。
しかし択負けでレートが落ちることが気に食わなかったので、基本的な"勝ちパターン"に加えて、いかに"こちらに有利な運要素の押し付け"が出来るかを意識して構築してみた。


【個別解説】
※採用の意図を伝えやすいようにPT配置とは順番を並べ替えている。
技の採用理由と解説がダブっている箇所があるが気にしないでほしい。

ガルーラ
技の採用理由
・捨て身タックル 与ダメが大きく、反動をクレセの三日月の舞でリカバリできる為確定
・冷凍パンチ 環境に多い氷4倍組やグロパン後にカバルドンへ打つ為に採用
グロウパンチ 後出しクレセやスイクンカバルドン等に入れて潰すのが目的
・不意打ち 低耐久の前でグロパンを打ちやすくするために採用、ついでに抜きエースストッパーとしても使える

解説
シングルバトル最強ポケモンの一角であり、このパーティの軸。
当初は猫捨て身雪崩地震ガルを使用していたが、オボンロトムや飛行タイプのゴツメが激減し、ゴツメスイクンやゴツメカバが増えてきたので209れいぱんグロパンガルを使用。
不意打ちを持たせることで紙耐久の攻撃を一発耐えてグロパン→不意打ちで処理ができるのでグロパンを選択できるシーンが増えてとても強かった。



クレセリア
技の採用理由
サイコキネシス 安定した削り技
・凍える風 ガブマンダガッサとの打ち合い、S操作をするために採用
・月の光 採用することで低決定力かつ安定した回復ソースのないポケモンとの打ち合いに勝てる(ロトムなど)、マンダやバシャーモに2サイクル目以降も繰り出せるように回復する必要がある試合が多い
・三日月の舞 手持ちのリカバリ役であるので必須

解説
ポケモンのリカバリ役兼クッションとして運用。
凍える風を採用している理由は裏のポイヒガッサの起点作りやドランに繋げるためのS操作に加え、相手のガブマンダガッサとの打ち合いを意識しているためである。
月光を採用しているが特に居座りを意識して立ち回る必要はなく、あくまでリカバリ役であることを念頭に置いて技選択をしないと起点にされたり逆にサイクル負けを引き起こしたりする。


余談だが、最近は209ガルーラなどが普及してきており、ガルーラにクレセをすぐに投げる事が負け筋に直結する試合が増えてきた。
ガルーラに対してはガルガル対面で猫を入れることでS関係や耐久を確認するなり、ボルトで上からボルチェンを入れて確定数を変えてみるなり、とにかく隙を見せずに構成を割り出す努力をすることが肝要である。
全てのガルーラに対処できるPTなど存在しないので、ある程度情報アドバンテージを取れたらこの型だと決めつけて動いてしまってもいいと思っている。



ボルトロス
技の採用理由
・10万ボルト メインウェポン。ボルトチェンジと迷ったが、スイクンを削りたいので10万を選択
・目覚めるパワー氷 ガブリアスなどの氷4倍に打つ為に採用
・電磁波 祟り目ゲンガーに繋げたりS操作をすることで裏のポケモンの処理範囲を広げられる
・気合玉 バンギラスなどにスキを見せたくないので採用、ついでにドリュウズなどに突っ張れるメリットもある

解説
ガルクレセの処理範囲を広げるための補完役として採用。特に処理が面倒な初手ガブや初手ゲンガーに対して強く出ることができる。
技構成としてはボルトの基本技3枠に加えてバンギガルナット(マンムー)あたりを意識して気合玉を採用。特にクレセで起点にされがちな身代わり龍舞バンギに対して即投げすることで、裏に処理を任せられるのが魅力。(クレセの前で身代わりなら気合玉を当ててそのまま処理されるor舞われたら電磁波、舞なら即電磁波)
対策が難しいポケモンを、択も含めれば7割以上の確率で処理できるのは大きい。
持ち物についてはASガブをワンキル出来る珠か帯で考えた末、珠だと自壊してそのまま落とす試合が増えると考えて帯を採用した。
上で書いたバンギの処理法のように、電磁波を入れて処理を裏に任せる方法はガルの処理範囲を広げられるだけでなく、その場で痺れた時にえげつないアドバンテージを取れるので、安定して勝つことの難しい6世代のインフレ環境下では積極的に狙っていくのも悪くない。



キノガッサ
技の採用理由
ドレインパンチ ナットガッサ、他ゴツメ持ちに気兼ねなく打てるように採用
・岩石封じ ハメるタイプのポイヒガッサを使う上で必須であるS操作技、ドレパンローキックだと対応範囲が狭くなる
・キノコの胞子 ハメるタイプのポイヒガッサを使う上で必須
・身代わり 同上

解説
テクニシャンキノガッサを使っていて、胞子読みなのか何故かよくガッサナットを投げられたので、それを逆手に取って低リスクで突破できるような構成にしてみた。
現環境下にいる草の多くがガッサナットジャローダであるので、ジャローダと音技さえ意識すればハメが成立する試合が多い。
AはH振りメガゲンガーの身代わりを岩石封じで割れる程度に振ってあるが、ガルーラ猫騙し1発目で身代わりが割れると困るので、マッチングの傾向を見つつHBに振り分けてもいい。
自分の場合は2000周辺で身代わりゲンガー使いに複数マッチする一方、ガルに猫騙しから処理される試合が一度もなかったのでこの調整で正解だった。



ヒードラン
技の採用理由
・オーバーヒート ローリスクの超火力技
・火炎放射 絶対に外したくない場面で選択できる炎技
ラスターカノン タイプ一致のサブウェポンとして採用
・大地の力 ドランミラー意識、ついでにライコウ辺にも打てる

解説
ポイヒガッサの音技受けをするポケモンでこのPTに合う駒を探していたところ眼鏡ヒードランに辿り着いた。
マンダはクレセで受けられるので、ニンフィアサーナイト(チルタリス)を意識しての採用である。
クレセドランの並びを取っているため、眼鏡ではなく食べ残しを警戒され、相手をサイクル崩壊に追いやれる試合がかなり多かった。特にナットレイの電磁に投げることができると相手から型の判別が付かないため強力。
構築全体として苦手なガルドを放射でフォルムに関わらずワンキルできるというメリットはかなり大きい。



●ゲンガー
技の採用理由
・祟り目 シャドボと迷ったが、状態異常を撒くポケモンが多いので火力を見込めるこちらを採用
・催眠術 ゲンガーに対する決定力の低いポケモンや相手の交換際に選択できるスーパー役割破壊技
・気合玉 ゲンガーの苦手なバンギラス、最強ポケモンガルーラに大きな負担をかけられる
・もう一枠は下で説明

シングルバトル最強のポケモンの一角であり、このパーティの補完役。
ガルーラが出せなかったり、処理が難しいポケモン複数いた場合に無理やり勝つ為に選出していく。
特筆すべき点は、不毛とも言うべきガルクレセミラーへの強みだろう。素催眠術は低命中のクソ戦法という認識が強いと思うが、例えばゲンガーガルーラ対面を作れたら
・当てれば爆アド
・裏に引かれたら二回も打つチャンスがある
・外してもワンキルされる可能性が低い
と、無理やり勝てる要素がたくさんある。

技は祟り目と催眠術までは確定。サブウェポンはバンギや鋼意識の気合玉か命中安定かつ毒の追加効果も美味しいヘドロ爆弾。ラスト一枠は電磁から繋げて痺れを期待し連打できる身代わり、ポイヒガッサに繋げられるこごかぜ、一匹落としたあとに安定して選択できる道連れが候補。
自分の場合レートを上げている最中はシャドボ催眠気合玉こごかぜ、2100周辺ではシャドボ催眠気合玉身代わりを使用していた。

レートが上がってくるとガルーラのマークが厳しく、選出回数が増えて外し負けが少なからず起こってしまうのがネック。
当てれば強いが当てなければツーパンくらいで何もせず落ちる雑魚なので、外して発狂するプレイヤーにはオススメできない。



【構築の弱点】
ゲッコウガ
マニューラ
選出が縛られる

ガルド+スイクン(眼鏡ドランがスイクンで受けられて展開されると面倒)

ウルガモス
展開されたあとに打てるのが不意打ちだけでは心許ない
ガルーラを意識して動かせば勝てなくはない

ガルーラが出せない時の催眠外し
おわり


【改築案】
ガルーラの型を変える
キノガッサを襷テクニシャン型にする
・ドランをどくまもにする
・ボルトの気合玉を別の技に
・クレセのこごかぜを電磁に
・ゲンガーの催眠術を別の技に

ベースとなっている6匹の並びがかなり強いので改築の自由度が高い




【まとめ】
この構築はまあまあ強い。
勝率自体はあまり高いとはいえないものの、対応範囲が非常に広いので3~4日でレート2100超えを記録できた。
しかしストレスの溜まり方が尋常じゃない・・・。






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普段モノに当たらない僕でもこうなったので使用はオススメしません